10月29日。無事に今年の梨を売り終えました。
先日もこのブログで報告させて頂きましたが、売上目標もクリアして順調だったと言える年になりました。
本当に皆様の「おかげさま」です。感謝多謝。
梨は終了しましたが、今週の日曜日には産業祭り、11月半ばには榛名町への梨人視察やジョイント畑の梨棚の作成、それが終われば剪定の開始です。今シーズンが終わっても、来シーズン以降に向けた取り組みはスタートしますので、このブログで随時、報告させて頂きます<m(__)m>
とくに、これからの梨家の仕事というのは世間一般的には知られていないことが多いと思います。お客様からも「梨が終われば梨家さんは何をしているの?」とよく聞かれていたので、詳しく紹介していきたいと思っています!
まずは、11月3日の産業祭りです。明和町役場で9時から14時半まで開催されます。これまでのイベントでは梨人勢ぞろいという訳にはいきませんでしたが、今回の祭りでは4人全員で参加します。お近くの方やご都合が合う方はぜひ、梨人たちに会いに来てやってください。また、「梨をこの料理にするの?!」とびっくりしてもらえるようなものも売りますので、どうぞお楽しみに(^^)/
2013年10月
その中には、自分が東京でサラリーマンをしていたころに、十数年前に住んでいた場所近くからお越しの方も。当時よく通っていた銭湯や居酒屋のことも御存じで、あぁー懐かしいなー(*^。^*)
やっぱり、いろいろな方と出会える直売所はおもしろいです。今シーズンは本当に気持ちを和ませてくれるお客様ばかりに来て頂きました。もちろん、以前に紹介したような「えぇー、スーパーと同じ値段じゃ買わないわー」と捨て台詞をはくような人もいました(-_-;) でも、えぇファームに今年来て頂いたほとんどのお客様が気持ちのいい方でした。
ただし、お客様にとって自分が気持ちの良い存在であったのかどうかは、わかりません。えぇファームの梨が口に合わなかったり、梨の出来具合を見誤って、予定していた発送時期が遅れてしまったり、まだ慣れていない対応などで、もしかしたら気分を害した方もいらっしゃると思います。そういう方の多くは、黙って離れて二度とご来店は頂けません。
万人に受けるお店作りというのは、難しいかも知れませんが、自分が目指すのは「憩いの場」です。「梨は美味しいし、あそこに行くと心が温まる」・・・。そんなお店作りを、今後も目指していきます。
よく直売所に来て頂くお客様からは、更新が止まっているので「もう今年の梨は終わったでは?」と解釈される方もいらっしゃるようで・・・。
残りわずかですが、まだ梨は販売しています!おそらく、今月末には完全に終了すると思いますが、それまではなるべく毎日開店させていただきます<m(__)m>
あと、ブログを書かなかったのは、晩生の梨が始まるまでのここ数日、少しのんびりしていたからです。親子三人、初めての家族旅行にも出かけ、温泉に入って疲れを癒していました。

場所は明和から車で2時間弱の鬼怒川温泉。自分は初めての鬼怒川でしたが、週末ということもあってか、宿泊先のホテルはほぼ満室のよう。まちの中は人通りが少ないのですが、ホテル内は人で溢れていました。でも、ゆっくりできてよかった(*^_^*) 来年もまた、いこうね
梨のシーズンが終わりを迎えようとしているなか、ふと思いついたことがあります。「一番好きな梨の品種とは何だろう」ということです(^_^;)
実は自分、3年前に明和町に来た当初、地元の梨農家さんたちに同じ質問をしまくってました。当初は幸水と豊水、20世紀ぐらいしかしりませんでしたからね(^_^;) 今後、梨園を構成していく中で、どんな品種にしようか、参考にさせてもらおうと、プロが美味しいと評価する梨を聞きまくり、食べまくっていた訳です。
いろんな品種を食べた結果、自分が好きな梨のベスト5が決まりました。今後はこの5種を中心に梨園の運営を考えていきたいので、ここで紹介していきたいと思います。やはり、自分が美味しいと思う品種を食べてほしいので。
第5位「幸水」
幸水好きの人たちが多い中、バッシングをくらうかも知れませんが、自分の好みとしてはこの位置です。8月のお盆前後にとれる品種は「早生物」と呼ばれる傾向がありますが、その代表格ですね。確かに、梨のシーズンの本格的な始まりを告げる品種で、食べても美味しいです。ただ、この後にとれる自分のナンバーワン品種とついつい比較してしまうので、この位置になってしまいました(-_-;)
第4位「新興」
幸水と比べると糖度は若干落ち、食感もざらざらが残る感じですが、ほのかな酸味と独特の香りが好きで自分の中で幸水を超えてしまいました(;一_一)
第3位「あきづき」
豊水が終わるころに獲れはじめる品種。いやー、今年初めて食べたのですが、その甘みの深さにびっくり。幸水がさっぱりとした甘さなら、あきづきはコクがある甘さといいますか。幸水や豊水に比べてまだまだ知られていない品種ですが、これから人気が出そうです。
第2位「南水」
・・・美味しいです、この梨は。食べたあとに「あれ、これ梨じゃなくて柿じゃねぇか?」と錯覚するような甘さと香りが広がります。「じゃあ、柿をたべれば?」と突っ込まれると困りますが、そのなめらかな甘さと香りは柿と似ているようで違うのですが、文章で表現するのは難しいですね(+o+) これも昨今、人気が急上昇している梨です。
第1位「豊水」
高い糖度とそれにマッチした酸味が口の中で美味しいお祭りを繰り広げてくれる梨。これがとれはじめると自分もウキウキ。毎日食べてしまいます。始まりの豊水を食べて、終わりかけの幸水を食べると「圧倒的に豊水がうまい!(;O;)」と感じてしまうのですが、それでも「豊水よりも幸水が好きー」という人も結構いて、人の味覚って本当にそれぞれだなーと感じてしまいます。
今回の記事を読んでくれた方、よろしければあなたの好きな梨を教えて頂けないでしょうか。今後の品種構成の参考にさせて頂きたいので、お時間ある時にでもコメントを頂けると幸いです。どうぞよろしくお願いします<m(__)m>