梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2014年10月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

地元のお気に入り

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。


朝晩の冷え込みがこたえるようになってきましたが、まだまだ食欲の秋です。 というわけで、今回は明和近辺の自分のお気に入りのメニューを紹介したいと思います。

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まずはこれです。ささみフライ。明和町に最近できた唐揚げ屋さん「本沢」の逸品です。 見た目はごくごく普通なのですが、食べた時の柔らかさにびっくり。なぜにこんなに柔らかく揚げられるのか?興味本位でお店の方に聞くと「うちは生のササミを使ってるからですかねー」とのこと。一本90円でボリュームもたっぷり。 image
続きましても、地元明和のラーメン屋さんから。「かのん」の野菜ラーメン。写真の通り、たっぷりの野菜にとろけるチャーシューも入ってこれまた良いボリューム感です。スープはすっきりな佐野ラーメン系でしょうゆとしおが選べます。麺も自家製手打ち麺と細麺が選択可能。自分は細麺を固く茹でてもらうのがお気に入り( 〃▽〃) image
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最後は明和のお隣、館林にある居酒屋「卓味」から。お刺身盛り合わせは、一人前1100円で、けっこうな量と群馬にしては(←ごめんなさい)新鮮な魚介類を盛り合わせてくれます。また、だし巻き玉子は自分が好きな出し汁がにじみ出るタイプ。その他の料理メニューも豊富でここに来るとついつい飲み食いが過ぎてしまいます。

梨のマイベスト5に変化?!

今日もご訪問ありがとうございます。えぇファームの東です。


以前、関本の直ちゃんも新高について書いていましたが、特に豊水以降の晩生の梨については、収穫時期を見誤ると、味が大きく変化してしまいます。

実は自分も、今年の収穫適期の新高を食べるまで、この梨は嫌いでした。しかも実にヒビが入りやすい品種なので、「こんな不味くて作りづらい梨、新しい品種に更新してやる!」と意気込んでいました。

さらに、新高だけでなく、豊水以降にとれる梨はなんか美味しくない(゚A゚)、ペッ そろそろ梨の味そのものに飽きる時期だし、栗とか柿とかりんごとか出回る時期だし、晩生の梨に魅力を感じないなーとも思っていました。

それが、お師匠さんたちにきちんと、収穫の仕方を教わって食べてみると、あらまー美味しい!そのほかの豊水以降品種について「美味しい美味しい!!」と見方が変わってしまいました。これは・・・、今後の梨園に関して従来のプランを見直す必要性があるなと感じるほどのうまさです。


さらにさらに、いつの日かこのブログで梨人メンバーによる好きな梨ベスト5を挙げましたが、あっさりと自分の順位が変わってしまいました。以下に改めて、東のベストを挙げたいと思います。

まずは、前回のマイベスト5から。


第5位「幸水」


第4位「甘太」(かんた)


第3位「あきづき」


第2位「南水」


第1位「豊水」


・・・はい。では、改めたマイベスト5です。


第5位「にっこり」


栃木県生まれの梨。新高同様に収穫時期で味が大きく変わる品種ですが、適期のものを今シーズン初めて食べてその美味さにびっくり。噛めば噛むほどジュワジュワと口の中に甘さが広がる梨です。

まだ栃木県でしか生産できない品種ですが、全国的に栽培が解禁されれば、導入してみたい品種です。


第4位「彩玉」(さいぎょく)


埼玉生まれの梨で、まだ埼玉県でしか栽培と販売ができない品種。前々から興味があり、今シーズン食べられる機会があったのですが、これは・・・おもしろい品種です。味はまさに豊水なのですが、酸味が少ないのです。

時期も幸水の終わり頃に獲れるので、豊水とかぶってくるのですが、「豊水の酸味が苦手」というお客様にも幸水に引き続いてアピールできる梨だなと感じています。

栽培や販売が解禁されればぜひ、導入したい品種です。


第3位「筑水」


幸水の前に獲れる青梨。実が小さくなりやすく、赤梨が主流の北関東では売りにくい品種のためか、明和町でも数が限られています。しかし、自分は今シーズン初めて食べたのですが、「なんだこの甘さと香りは!!」と驚愕した逸品です。その美味さは、個人的には幸水をはるかに超えるものでした。作り方に手間がかかりますが、来年以降、我が園で増やしていきたい品種です。



第2位「豊水」


自分の中では、3位の筑水とは本当に僅差です。梨屋になって自分の中でずっと1位を守り続けてきた豊水ですが、ついに今シーズンその座をあけわたすことに。1位の品種があまりにも美味過ぎたからですが。


第1位「あきづき」


豊水以降にとれる梨。今シーズン、この梨の美味さに一番驚きました。そして前回の豊水を抜いて堂々のマイベストです。

実際にお客様に食べてもらうと、ほぼ9割の確率であきづきのリピーターになってしまったという驚きの結果も生まれました。・・・将来がとても楽しみな梨です。


・・・ということで、大きく順位が変動しました。今後も数年かけて新しい品種を導入する予定ですので、この順位も変わってくることと思います。ご期待くださいませ。

海なし県の人たち

今日もご訪問ありがとうございます。えぇファームの東です。

さっそくですが、今回はこの画像からどうぞ。


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オォォーーー!! w(゚ロ゚;w

岩手在住の友人から届いた、「海宝漬」と呼ばれる逸品。

イクラやアワビやホタテや子持ちコンブやウニやイクラなどなどが入っています。まさに海の宝石箱、豪華絢爛(☆ω☆*)

これをほっかほかのご飯の上にかけて食べると・・・、どうなるのかはご想像通りだと思います。


何回かこのブログでも記事にしてきましたが、自分、大阪出身でしかも父親が釣り好きということで、小さいころから大阪近隣の釣りたてピッチピチの魚介を食してきました。そのおかげで、海鮮類に対する舌が肥えてしまった訳ですが、海なし県の群馬に来てしまい、毎日毎日毎日新鮮な魚介類に飢えています。

このことを梨人メンバーに訴えても「ふーん」とか「あっそう」とか、ノリが悪すぎる!!しょせん、海なし県生まれの連中なので仕方ないのですが、新鮮魚介に対する飽くなき欲求が日に日に募るばかりです。

あっ、海なし県生まれのメンバーの話でびっくりしたことがもう一つ。彼らはなんと、海で泳いだことがないそうです!!(;゚ロ゚ノ)ノ あの海水を飲んだ時のむせる感じも、クラゲに刺された時のもだえ苦しむような激痛も、少し沖に出て海の中を覗くと巨大な魚が海底を泳いでいた時の恐怖感も味わったことがないんですねー。かわいそうにフゥ(o´Å`)=з


そういう訳(?)で、地方在住の友人には梨と物々交換で新鮮な魚介を送ってもらっています。梨のおかげさまさまですね*≧д≦)




東秀人(あずまひでと)


・・・梨人代表。大阪府生まれの非農家出身。2011年に明和町に移住し、翌年の2012年に独立・就農。現在、45aの梨園を管理中


関本直記(せきもとなおき)


・・・梨人副代表で明和町生まれ。50aの梨園のほかにナスや小麦、米を栽培する実家を継ぐため、日々奮闘中


奈良彰記(ならあきとし)


・・・梨人の会計担当。明和町出身。約80aという地元で最大の面積を誇る梨園を引き継ぐため、精進の日々を送っている


新井健太郎(あらいけんたろう)


・・・梨人のイベント担当。明和町で代々続く家系の生まれ。農林大を卒業後、2014年4月に就農。父親の仕事を手伝いながら一人前の農家を目指す


林寛丈(はやしひろたけ)


・・・群馬県・みなかみ町出身。母親が明和町出身という縁で、2014年2月に明和町に移住。梨をメインとした農家になることを目指し、ただいま関本家で研修中

家族旅行

今日もご覧いただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。


4週間ぶりのブログ記事担当ということで、昨日の更新をすっかり忘れていました(ノ∀\*)キャ

まあ、何度も何度も何度も乱入して追加で投稿しているので、他のメンバーには許してもらうことにしましょう。



さて、タイトルにある通り、この時期東家は家族水入らずで旅行に出かけます。


梨農家の宿命として、4月に梨の花が咲いてからこれまでは農作業にかかりっきりです。もちろん、家族と一緒に遠出などできない訳で、自分の身体を労わる面でも、この時期の旅行は東家にとって欠かせないイベントになっています。


今年は嫁が「行ったことがないので富山に行きたい!」と訴えてきたし、自分も富山湾でしか獲れないという「白エビ」にも興味があったものですから、富山行きに決定。10月最後の日曜日に群馬の南から北陸・富山までの1泊旅行です。


2歳の愛娘には電車はまだ厳しいだろうということで、自家用車で富山まで向かったのですが、休憩や食事の時間を合わせて7時間半かかりましたo(TヘTo) 太田桐生から北関東道に乗って、上信越、北陸道を通り、富山県の庄川温泉へ。


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約7時間という長い道のりでしたが、愛娘もなんとかもちこたえてくれました。写真は休憩で寄ったサービスエリアで。北陸は水が綺麗ですね。


8時前に自宅を出て、15時過ぎに宿に到着しました。事前にネットで見て選んだ宿でしたが、印象的だったのが、館内に畳がしかれているということ。なので、スリッパをはかずに素足で歩けます。


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館内はこんな感じ。客室がある階の長い廊下ですが、娘も大喜びではしゃぎまわっていました(*^ワ^*)

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少し先で、待っていると、娘が走り寄ってきました!

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途中、後ろにいるお母さんを振り返りながらもこちらに向かって突進してきます。


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きたきたきたきたーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!


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あれ、通り過ぎちゃったΣ( ̄ロ ̄lll) すんごい、早く走るので、携帯のカメラではこの画像が限界でした。


本来であれば、館内の他の施設とか、夕飯の写真を載せたかったのですが、すっかり忘れていました。白エビ、おいしゅうございました。


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ただ、朝食の写真は何気に撮っていたので掲載します。

ビュッフェスタイルの朝食で、とくにこれが!!・・・という料理はなかったのですが、旅館の朝食って不思議ですね。普段、朝食を食べない自分ですが、旅の宿だとぺロリとたいらげてしまうのですから。


帰りの北陸は雨風が強くて大変でしたが、今年も良い癒しの旅となりました。来年はどこに行こうかなー(〃∇〃)


・・・・さて、最後のオチ用の写真も撮っておいたので、これにて今日は終了させていただきます。2日目に寄った新潟の魚津水族館にいたある動物の写真なんですが、写真のタイトルは、

「あれ!?なんでたけ○けがここに!?」・・・です。









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∵ゞ(≧ε≦o)ぶ!

大地讃頌

こんばんは。
今日は日曜日、みなさんはいかがお過ごしでしたか?

自分の場合、このところ晴れが続いてくれたのでようやく土を移動させる作業を再開することができました。
梨園にする予定の畑について、やはり高いところと低いところができてしまっています。
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なので、まずはこうして高いところをトラクターで耕します。

次に、そうして軟らかくした土をスコップを使って「テーラー」という機械の荷台に載せて運びます。
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そして、目的の場所に降ろします。やっていることはこれだけです。
ただ、ここ2、3日は晴れましたがその前が雨続きだったためまだ土が重く、スコップで土を載せるのに苦労しました。
おまけに、テーラーというのはそれほど馬力があるわけではないので、欲張って載せ過ぎたら畑で立ち往生してしまう、という場面もありました。まあ、初めは自分の体重のせいかと思って凹みましたが、そんなわけありませんよね。
とにかく、ポイントは土の乾き具合でした。最適ではなかったですが、後半になるほど太陽の光で乾いてくれるようになったので、まあまあな作業日和だったと思います。

午前中しか運べず、他にも色々とやっていたので、今日の成果はここまでですね。
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ここが、梨園にする予定の畑の中でも1番低い場所です。これだけだと分かりづらいかもしれませんが、こちらの写真を見ていただくと分かりやすいと思います。
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これは、台風の大雨の後で撮影したのですが、この場所はほぼ水没してしまっています。さすがにこの状態が続くのはよくありません。
今日の進み具合から考えると、土の移動はかなり時間がかかりそうです。ただ、挫けずに一歩ずつ進めていきたいと思います。将来のために。

今日で、自分の担当は終わりです。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
それと、1週間後には明和町役場で産業祭が控えているため、そちらもよろしくお願いします。

林寛丈
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