梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2014年10月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

思わぬところに

こんばんは。
今日も、このブログへお越しいただき、ありがとうございます。

昨日に引き続き、今日も秋晴れの穏やかな日でしたね。晴れている時間が長くとも、もう涼しさしか感じないところに秋を見ます。
秋が終わると冬になり、本当に日本は季節が豊かだと、年を経るほど実感します。

さてさて、それはともかくとして、今日の研修は午前中に少しだけで終わってしまいました。内容としても、枯れかかったコスモスを切ったくらいです。
一応、今日は土曜日ということで研修生である自分は休みです。ただ、今週は雨続きで休みの日が多かったので、やや気が引けてしまいます。
とはいえ、関本さんたちの稲刈り作業には加われないし、自分の家の方でも今は色々とやりたいことがあるので、こうして自由時間を作っていただけることはとてもありがたいことです。

ただ、帰る前に興味があったのでコンバインに乗ってしまいました。
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ここが運転席になるわけですが、色々なレバーやらボタンやら表示やらがあり、何が何やらという感じです。
自由自在に動かせるようになったら楽しそうですが、コンバインの価格を考えれば気軽に運転できません。見るだけで満足しますか。

そんなわけで、昼近くから暇になったわけですが、昨日からの続きでガレージの中の整理をすることにしました。ここも本当に、端の方に物と埃がたまり、上から網がぶら下がり、袋があればよく分からない物が入っているなどなど、とにかくひどい有様でマスクを装着してやる羽目になりました。
時間があるとはいえ、今日終わるのか心配になるほどでした。特に、労力は1人分だったので。
ただ、やってみると案外進むもので、15時近くになったらあらかた終わりました。大変でしたが、やっぱりやってみるもので、掘り出し物も見つかりました。こちらです。
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これは「ハンディブロワー」という機械で、強力な風を送り出してくれます。何でこんな物が、と驚きましたが、おかげで後半は埃を勢いよく飛ばすことができたので、より綺麗にすることができました。
じいちゃん、ばあちゃん、感謝です。

整理が終わったら、今度は買い物です。このところ、ジョイフル本田には何回か行ったので、今日はこちらに行ってみることにしました。
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明和町の隣、板倉町にある農家のお店「しんしん」です。前に、東さんとネギの資材を買いに来たことがあります。
名前の通り、農家に必要な機械や道具、肥料や種苗、農薬などを販売しています。今日はとある道具を買いに来ました。
ただ、自分が想定したよりも高かったので、念のため他の店と比べることにし、今回は様子を見ることにしました。お店の方にはやや申し訳ありませんが、予算は限られているので効率的に使わないと。

このような感じで、今日はほとんどの時間を自分のために使わせていただくことができました。
明日は更に時間をかけ、今度は畑の整備に力を入れる予定です。雨よ降るな!

林寛丈

秋晴れ心地よく

こんばんは。
今日は、少し振りにまともに晴れてくれましたね。風も穏やかで、過ごしやすい1日でした。

現在、関本さんの家では稲刈りがメインになってくるわけですが、昨日まで雨だったことや、今日の午後は関本さんに用事が入っていて家にいらっしゃらないこともあり、実際には明日からになりそうです。
ただ、今週の月曜日、雨の降る前に1ヶ所だけ刈取りが終わったため、今日はそこで作業をしました。

まず、自分の方は刈取りの終わった田んぼの畔部分の草刈りをすることにしました。
その間、直記さんがこちらの作業をしていました。
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今は、コンバインで刈ると脱穀をした後でこのように藁を紐で縛ってくれるため、後は人の手で櫓を組んで乾かしやすくします。今の時期は、明和のあちこちで見ることができる光景だと思います。
ただ、自分の実家の方では木で櫓を組み、そこに稲藁をかけて干していました。そして、乾いたら田んぼで脱穀機にかけて収穫をしていた記憶があります。
こちらのように、大型のコンバインでやる方がいないからこその光景だったのかもしれません。

とにかく、藁で櫓を組む場合、6つの束を中心に向かって倒し、風で倒れないように先端を藁紐で縛ります。
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これは直記さんがやったものでもので、綺麗に縛ってあります。縛り方は、グルッと一巻きした後で合わせ目を何回か捻じり、先を下に向けるだけです。
単純ですが、自分のように手先が不器用でセンスがないと綺麗に仕上がりません。それは、風に倒されやすいということも意味しています。
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この写真の左右の櫓は、どちらかが直記さんでどちらかが自分が組んだものです。さて、どちらがどちらでしょうか?
…と、聞くまでもなく分かってしまうかもしれません。そうです、右が自分の組んだものです。
先端の方でちゃんとまとめきれないうちに縛っているため、風が吹いたらこの中で1番早く倒れると思います。この先どうなるのか知りたいので、このまま残してみました。

これも含め、この頃は片づけや整理の作業が増えてきました。それだけ、時間に余裕が出てきたということでもあります。
特に、自分の家は祖父母から受け継いだため、整理をすると何でこんな物が、という物も出てくるので割と楽しいです。ただ、やはり時間と気持ちの余裕がないとなかなか取りかかれないですね。
普段から、整理整頓を心掛けたいと思います。

林寛丈

旅は道連れ

こんばんは。

今日も、このブログにお越しいただき、ありがとうございます。
雨も降りましたが、ようやく回復の兆しが見えてきましたね。良いことです。
おかげで、今日の午前中はようやくまともな活動ができるようになりました。ただ、午後はまた雨。
関本さんの家の稲刈りや、自分の家の畑の整備などが、また遠ざかってしまいました。

そんなわけで、午後はまた休みのような感じになりましたが、この機会を利用して関本さんとジョイフル本田へ行くことになりました。おそらく、邑楽館林在住の方なら1度は耳にしたことがあるかもしれない大型ホームセンターです。
種類も量も豊富で、時間がある時に来るとたくさんの物を見ることができるので、なかなか楽しい場所でもあります。そして、今日は関本さんというプロの方がいらっしゃるので、物品の活用法も実用的に検討ができます。
自分の場合、新植しようと考えている梨畑は2つあり、その間に用水路があって2つの畑を行き来できるようにしたいので、木の板、アルミのブリッジ、鉄板など色々と検討しながら見ることにしました。鉄板は無かったか。
強度、耐久性、重さ、値段など、比較項目はいくつもあります。どれも一長一短なところがあり、導入はまだ先なのでじっくり考えたいと思います。
他にも、農薬散布で使うタンクや家周りで使えそうなエクステリア用品、堆肥となる肥料などを見て回りました。楽しかったですね。

帰りは寄り道をしていきました。
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これは関本さんのハウスで、ポツポツ芽が出ているのは小松菜です。先週の金曜日に種まきをしました。
このハウスは奥と手前で水の量に差が生まれてしまい、豊富だった奥の方はしっかりと芽が出ましたが、手前はなかなか出なかったので蒔き直しをしたのです。今度は、灌水チューブなどをしっかり整備したので見事に生え抜けました。
今はこんなに小さいですが、これが2ヶ月近くもすれば収穫できてしまうのですから、生命というものは凄いなと思います。

林寛丈

人の優しさが身に沁みて

こんにちは。
今日は、珍しく昼にブログの更新をしました。雨が降り続いていて仕事にならないからです。
昨日も休みでしたが、ほとんどは曇り空だったので外で活動ができました。今日は無理ですね。

そんなわけで、今日はほぼ完全な休みです。ただ、そんな時だからこそできることもあります。
例えば、今日の午前中は関本さんが家に来てくれましたが、最大の目的は自分の書く「日報」を見るためです。
この「日報」は、一昨日の記事で書いた「青年就農給付金」を支給していただくのに必要になります。研修で、自分が何をしているのか書いているノートで、これが無いと実態が分かりません。

ところで、ちょうど良い機会なので自分の家のことで関本さんに手伝っていただいたことを書いてみようかな、と思います。私事ですので、「今日も関本さんが凄い」という事が分かったら記事を読むのをやめていいと思います。
いくつもいくつもありますが、とりあえず1番最近はこちらです。
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はい、3つの写真を1度に掲載させてもらいました。ここは、自分の家に入ったすぐのところにあるスペースです。前は、洗濯物を干すなどしていたようです。
この場所の広さや屋根があることなどから、前々からスピードスプレーヤーなどの特殊自動車を入れたらいいのではないかとアドバイスを受けていたのですが、問題がいくつかありました。
その中でも1番大きいのは、写真では既にセメントで固めてスロープ状にしてありますが、手前の地面との段差です。これが、1番大きいところだと20センチメートルくらいあったので、どういう形で解決しようか悩んでいるところでした。
そして、もう1つがブロックの出っ張りです。これは、3枚目の写真の中央からやや右にある塀を支えるブロックであり、これが元のままだと左側の柱との兼ね合いもあって幅が狭くなってしまいます。
そのため、関本さんの力を全面的に借り、1番上の写真の事柄から順々に解決していき、たどり着いたのが3枚目の写真です。これなら、車両を格納できそうです。
これは、道具や技術的なこともありますが、自分だけだったらたどり着けなかった、またはとても時間がかかっていたでしょう。

結局、自分がまともにできたのはこれだけだったでしょうか。
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物が乱雑に入っていたので、奥の方を中心に整理してみました。これで、ほぼ受け入れ態勢が整えられたと思います。気分も良いです。
もう、いつ「物」が来ても大丈夫です。ありがとうございました。

…以上、私事でした。

林寛丈

5人集いて

本日もご来訪、誠にありがとうございます。

今日も天候は安定しませんでした。そのため、平日ですが研修は休みになりました。
そのため、家周りのことをいくつか片づけることができました。

それはさておき、今日の夜は1週間ぶりに「梨人」メンバーが揃いました。先週、奈良さんのブログで挙げられていた産業祭の事前準備のため、立派な調理場のある新井家に集まりました。
産業祭は来月の2日、日曜日に役場の駐車場で催される祭りです。例年、多くの団体が参加するようです。
自分は、今年初参加です。今まで、産業祭がある時に明和に来たことがなかったので、祭りの存在もこちらに来てから知りました。

「梨人」はその産業祭に出店するため、また梨を使った料理を考えることになりました。噂によると、去年は「梨の天ぷら」が出たとか。それはそれで、食べてみたいような。
今回は、先週の会議も含めて何を出すかは決まっていて、今日は味の試行錯誤のために集まりました。
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このようにして、メンバーが思い思いの動きをしています。自分はこの時、手前で煮干しを切っていました。
ただ、この写真を見て自分が1番に気になるのは、手前下にある円柱形のまな板でしょうか。これは、写真で見たままの形でそれなりに重さもあります。不自然なくらい、厚みもあります。
この写真の後、奈良さんがネギを切り始めますが、普段何を切るのに使っているのかは謎です。

次は切った食材をボウルに入れていきます。
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何種類もありますが、もちろん食材の中には梨もあります。ここでは、「新興」を使っています。独特の甘さがある美味しい梨です。
今回は、梨の実を切って入れるだけではなく、すりおろすという調理法も使われています。この辺り、自分では出てこない発想ですね。
すりおろした梨を食べてみると、瑞々しくて甘さがあり、おまけに食べやすいのでスルスルとお腹の中に入ってしまいます。これはイケます。

そして、調理。
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鍋に水と具材、調味料を加え、コンロで火をかけます。後は具材に火が通るのを待つだけ。
こうして、料理の手順を書いているとさもちゃんとやっているかのような印象を持つかもしれませんが、自分が実際にやったのは煮干しを切ったこと、梨をすりおろしたこと、出来上がった料理を食べたことくらいです。
自分だけだったら、野菜はスルーして梨だけを食べていたかもしれません。とにかく、これで夕食は助かってしまいました。

ところで、ここまでで出来上がった料理が何であるのか明かしていません。特に、情報を載せるのを禁止されているわけでもありませんが、当日ご期待ください、という気持ちを込めてこのような形にさせていただきました。
ただ、この3枚の写真を見ただけで大体分かった方もいるかもしれません。その方は、答え合わせの意味でも産業祭の「梨人」の屋台に来てみてください。
そして、既に何が出るか知っている方がいたら、屋台に来て料理の完成度を堪能していってください。
どうやら「梨っ娘」は、今週の金曜日が応募の締め切りのようですが、まだ応募が来ていないとのこと。このままでいくと、産業祭は「梨人」メンバーだけでやることになるかもしれません。
その時は、男だけで華の無い屋台かもしれませんが、奮ってご参加いただきたいと思います。

林寛丈
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