梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2015年05月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

いよいよ6月

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。


うっとうしいくらい、暑い日が続いています。しかもジトジト暑さのせいで、動いているとすぐにのどが渇いてしまう、今年最後の5月の今日はそんな日でした。


ふと、去年の今頃はどんなことを書いていたんだろうと、去年のこのブログを読み返してみると、自分なりのメンバーの自己紹介記事を投稿していましたね。

自分とメンバーそれぞれの出会いから梨人設立までをメインに、「そういえばこんなことがあったなー」と、たった一年前の話なので随分遠い話に感じました。昔の記事を読み返すのもいいものですね。健太郎もいたし。


はい、ということで、今週のブログ担当は今日で終了・・・のはずですが、明日は毎月恒例の月イチ特集があります。

事前にたけたけが告知していますが、今回のテーマは「痛い話」。

身体的か、はたまた精神的か、メンバーが何らかのダメージを受けてしまった話を披露してくれることでしょう。

どうぞお楽しみに!

おかしな天候

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。


さて、5月なのに7、8月並みの気温が続いています。


ここ数年、「毎年毎年、例年とは違う天候」に盛り上がりをみせていますが、10年、20年後の世界の環境というのはどうなっているんでしょうね。

これは自分の予想ですが、春と秋がなくなり、日本は夏と梅雨と冬の「三季」になるような気がします。


暑いか雨か寒いかと、とても極端な天候になる予想ですが、これまで四季で生きてきて植物たちは何らかの変化を遂げるかもしれません。


数年前にM・ナイト・シャマラン監督の「ハプニング」という映画が観たことがあります。環境の変化に対応するために、その環境を変化させた元凶である人間を植物たちが目に見えない攻撃で人を自殺に追い込んでいくというお話。

「このまま人間たちの好き勝手にしていたら、おれたちがマズイことになる!」と、動植物たちが人間に牙を向いていく話は、近年よく聞く話しですが、この映画は妙に現実的で記憶に残っています。


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愛娘の表現法

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。


今回は前々から書きたいなあーと思っていた「愛娘の表現法」についてです。感のいい方はすぐにわかると思いますが、親ばか記事です。



このブログを読んで、なおかつ愛娘がいらっしゃるお父様方。ご自分の娘さんをどう表現していますか。



「世界で一番愛おしい人」←順位をつけるレベルの存在じゃない

「宝物」←ものではない

「初めての恋人」←気持ち悪い


・・・などなど、いろいろな表現(←は自分の考え方なのであしからず)があるようですが、自分はなぜだかしっくりきません。

以前も書きましたが、梨家としての今後の方向性を示してくれたばかりか、日々の癒しや愛おしさを与えてくれるこの存在をどう表現したらいいのか。


「そもそも言葉にできるのか」・・・と言ってしまえば楽なのですが、いやいや、自分は元物書きです。何とか文章で表現したい。

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・・・そんな悶々とした(?)ある日の土曜日のこと。子供園もお休みなので、お母さんと一緒に仕事中に飲み物を持って梨園に来てくれたことがありました。

上記の写真では、自分はコーヒーが好きなことをちゃんと分かっていて、差し出してくれています。親ばか丸出しの自分は、うれしさと愛おしさで一杯になったのですが、この時ふと思った感情があります。それは、


「生まれてきてくれてありがとう」


・・・です。今のところ、これ以上しっくりくる言葉はありません。


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ずっとこの写真のように自分をかまってほしいのですね。最近は歳をとったせいもあるのかもしれませんが、テレビやラジオ、動画なので父親と娘の泣ける話を聞くと嗚咽をもらしそうになるくらい泣けてきます。

そんな報道を視聴していると、気が早すぎますが、愛娘の結婚式のことを考えてしまいます。・・・まず、泣かない自信がありませんね(・∀・;) ましてや、お父さんへの感謝の手紙を読まれた際には・・・。



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気分転換

今日も読んでいただきありがとうございます。えぇファームの東です。


今週は自分の哲学チックなお話が続いて堅苦しかったので、今回は日常の記事に戻りたいと思います。


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というのも、本日は梨人メンバーが関本梨園に勢ぞろい。このブログのトップ写真の撮影会が開催されました。

担当のたけたけに毎月どこでどんなポーズで写真を撮るのか提案してもらっています。実際にどんな写真がとれたのかは、6月1日までお待ちください。

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自分以外の3人の後ろ姿。3人とも180㎝近くあるのでごついですねー。健太郎が抜けてしまったので、自分がメンバーの中で一番のちびっこになってしまいました。

あと、Tシャツの前後を逆さにしているので、よくみるとあつくんやたけの首から下が真っ白なのが分かります。外仕事をしている証拠ですかね。


撮影会の後は、いつも通りお互いの近況報告。1回目の摘果が終わり、みんなそれぞれの異なる仕事に精を出しているようです。普段はほぼ一人で作業をしているので、たまにはこうやって仲間と話すのも、いい気分転換になります。



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梨栽培と農薬の考え方

今日も読んでいただきありがとうございます。えぇファームの東です。

暑い日が続いています。5月で7月の気温なんて、どういうこっちゃ・・・。


そのお話はさておき、このブログの人気記事をチェックすると、2年前の2013年の記事で、自分が一人で書いていたころの「梨の消毒回数を知っていますか?」が常にトップ5に入っています。・・・常にです。


それだけ、今の消費者の方々というのは、「農薬」というものに敏感に反応されているようです。

自分にも愛娘がいるのでよくわかりますが、いくら安いからといって、農薬漬けでどこの誰がつくったものかわからないものを食べさせるのは、躊躇されるところでしょう。だからこそ、「生産者の顔がみえる農業」が注目されていると思います。


このブログを梨人メンバー全員で書こうと決めたのも、メンバーの顔をみせるためです。メンバーがそれぞれどんな思いで梨家になり、どんな方法で梨を育てているのか。それらを知ってもらうためです。


自分の場合、就農と同じ年に待望の愛娘が生まれたおかげで、この子に安心して食べさせられて、さらにウソがつけない小さい子供たちがパクパク食べてくれるような梨を作りたいと考えるようになりました。


ところが、梨栽培において農薬散布は、地域にもよりますがワンシーズンで20回前後も散布します。もちろん、国や県の指標を遵守して散布している訳ですが、なぜ梨の樹はこんなに病弱なのかという疑問がありました。



さらに、国や県、農協などの指導では、農作物はチッソ、リンサン、カリのいわゆる三要素をメインにあとは数種類の要素だけあげていれば成るとされています。確かにその通りですが、人間ですら何十種類もの栄養素を毎日摂らないといけないのに、なぜに農作物は数種類だけでいいのか。

栄養失調で元気がないから病気にかかりやすく、弱肉強食の世界で樹体が弱いから害虫に襲われやすいのではと思い、滅多に風邪などをひかない健康的な人がいるように、豊富な栄養素を与えれば梨も本来の力を取り戻して病害虫に強い耐性を持つ健康的な樹になるはずだと考えた訳です。


それから約2年。少しずつではありますが、昨年から取り組みの効果が出始めています。自分の梨栽培の考え方に共感して、実際に買って食べてもらったお客様の中には、「もう、えぇファームの梨しか買いません!」と宣言してくれる方も少なくありません。・・自分が目指す「明和産の梨のブランド化」が、若干見えてきたかなという手応えを得られる、2014年はそんな年となりました。 昨日も書きましたが、新規就農者は既存技術との差別化に必死です(^-^; 今後もジョイント栽培や減農薬も含めた新しい技術を取り入れ、ブランド化につなげていきたいですね( 〃▽〃)
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