梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2016年01月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

新規就農者の心構え②

今日も読んでいただきありがとうございます。えぇファームの東です。


お寒い一日でしたが、風が弱くて雨上がりの午後の剪定ははかどりました。ただ、雨上がりの次の日は強い風が吹く可能性が高いので、明日は体力を奪われそうな予感がしています。

さて、新規就農者の心構えの続きです。

これまで明和町には、私以外にも数人、梨農家への就農希望者が訪れたことを前回、お話しました。彼らに共通していたのが、農業=自分という価値観を持っていたことです。例えば「無農薬栽培にチャレンジして、自分が安心安全なものを食べたいから」「土いじりが好きだし新鮮な野菜を食べたいから」「農業なら自分でもできそうだから」といった感じでしょうか。


自分はこの価値観に疑問を持っていました。もちろん、農作物を育てるのは楽しく、手をかければかけるほど応えてくる梨の樹に愛着が持て、それだけも楽しいです。ただ自分は、 手塩にかけて育てた作物をお客様に美味しいと食べてもらえることに、快感を覚えていました。

 要は「農業=自分」に「他人」という枠をつなげて、「農業=他人=自分」という目的意識で、これまで5年間、農業を営んできたという訳です。

どちらか正しいか、間違いかではなくて、いかに他人に喜んでもらえるかを考え、行動したほうが、新規就農者として長生きする…。たかが5年間という短い期間ですが、新規就農者として生き抜いてきた自分の哲学です。

これから新規就農を考えている方々はまず、農業体験や研修を受けてみてください。 インターネットで検索すれば、農林畜産分野で体験や研修生を受け入れている地域が全国各地にあることがわかるはずです。

その中から自分の興味ある分野をピックアップし、体験者や研修生として仮農家になってください。 そして、農作物を育てあげた時と、育てた農作物を他人に美味しいと評価された時と、どちらが心の奥底から高揚感を感じられるか、比べてみることをおススメします。



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心に灯る火

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。

今年は冬の割には気温差が激しく、体調管理が難しいと感じます。インフルもはやり出しているようで、お身体どうぞご自愛ください。

さて、この時期は、国や県や農協などが主催の農業関連のセミナーが多く開催されています。とくに、今時分周流なのが「6次産業化」関連のものでしょうか。

ということで、先日、群馬県の県庁所在地・前橋まで、農協主催のある6次産業化セミナーに参加してきました。

主人公は岐阜県で「栗」を軸に事業を展開している恵那川上屋という会社の社長さんのお話。さびれた和菓子屋の二代目として、栗農家にプライドと自信を持たせて品質を向上させ、地域をまとめてブランド化に成功し、売上20億円以上、従業員300人近くまでのグループ企業に成長させた方です。

個人的な感想ですが、経営や経済の専門用語が多く、自分の勉強不足で理解度がイマイチでした。

ただ、今でも事あるごとに生産者に伝えてるという内容が心に残りました。以下にその内容を紹介させていただきます。


・・・私は、皆さんと同じように栗を愛しています。ここにいる皆さんは、圃場は違っても同じ栗を愛する仲間です。皆さんが子供や孫を愛しているように、共に生きたかわいい栗を自分の代で終わらせるのではなく、いつまでも残していただきたい。

これまで育て上げた栗の価値は、皆さんの子供と一緒です。あなたの子供は沢山のお客様に喜ばれ、愛されています。

その思いや愛情は子孫を残していく家族のように、生かしてあげてほしい。そのためにもどうかどうか、健康に気をつけながら、前向きに生きてほしい。

決して諦めない、強い意志を持って、生きがいにしてほしい。
そしてこの思いを皆さんの家族に届けてほしい。

我われは生産者の皆さんを尊敬し、愛しています。栗とともに生きてください。そして愛情いっぱいの栗を届けてください。お客様を代表して皆さんにお願いします。・・・


・・・それぞれの受け止め方があると思いますが、切実に訴えれば、樹を切ってしまおうと考えている人の中にも、心に何かポッと火が灯ることがあるかもしれません。その火を絶やさず、さらに大きい火にするためには、風が必要です。実際に、上記の社長さんは、火を絶やさないように、風を起こし続けています。

さあ、梨人がどこまでできるのか、楽しみです。


おまけ

かたい話だったので、ちょっと小休憩。こんな雨で寒い日は、愛犬を玄関に入れてあげます。

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梨っ娘に感謝多謝

今日も読んで頂きありがとうございます。えぇファームの東です。

タイトルにもある通り、嬉しい報告があります。

これまで紹介してきた通り、梨っ娘は地元の高校生が五人、東京の大学生2人で構成されています。

彼女たちは課外授業の一環として、それぞれ梨っ娘事業に取り組んでくれている訳ですが、東京の二人は、兼ねてから「成城大で明和の梨をアピールできないか」という梨人の要望に応えてくれる形で、今年の成城大祭りに、明和の出店ブースを確保してくれるお手伝いをしてくれました!!

東京と明和、その距離感があったのに関わらず、はたまた授業の一環とはいえ、大学を動かすためにはそれ相応の努力があったはずです。明和のために有難い取り組みです。本当に嬉しいこと、感謝多謝。


一方、地元の梨っ娘たちが所属する高校は、商工高校という色合いもあり、三年生が約15チームにわかれて、それぞれ課外授業として取り組んできた内容を発表します。梨っ娘活動もあくまで授業の一環なので、その取り組み内容を発表しないといけません。

一回戦、二回戦と校内選考にかけられ、最終的に上位評価三チームのみが町の産業文化会館(産文)という最終舞台に立てるのですが、その舞台に見事、地元梨っ娘たちが選出!

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今日、5人に会う機会があったので、毎回恒例の余裕のピースサインをパシャり。

いやいや、撮影はなれたもので余裕感を出せてますが、梨っ娘の活動内容をまとめて、発表の仕方を考え、練習を重ねて、相応の努力をしてきたはずです。たとえ、約15チーム中3チームで、イチ高校の選手権に過ぎなくても、「梨人を産文に招待します!」と宣言してくれて有言実行したことは、本当に嬉しいこと。感謝多謝。


こんな初代梨っ娘たちに取り組みに応えなければ、梨人が廃ります。来シーズンも明和で梨を盛り上げるため、梨人は進撃を続けます!


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新規就農者の心構え①

今日も読んでいただきありがとうございます。えぇファームの東です。


さて、早速ですが前回の続きから。この5年間で自分が大切にしてきた新規就農者の心構えについてです。それは、「農業を通じて他人を喜ばせることに心の底からドキドキワクワクするか」ということに尽きると思います。

というのも、これまで明和町には、自分以外にも数人、梨農家への就農希望者が訪れました。残念ながら、就農する前に諦めたり、就農後も5年ももたず離農してしまったりというケースがほとんどです。原因は経験や資金が乏しい、知らない土地で味方がいないなど様々でしょう。

その一方で、実際に彼らと接してきた自分が思うところにある一つの共通項がありました。それは彼らの農業への目的意識の部分です。

例えば「無農薬栽培にチャレンジして、自分が安心安全なものを食べたいから」「土いじりが好きだし新鮮な野菜を食べたいから」「農業なら自分でもできそうだから」といった感じでしょうか。

つまり、農業の目的が直接自分自身につながっている「農業=自分」という共通点です。おそらくですが、自分で農作物を作り上げたという達成感や、農業で生活できるという喜びなどが、彼らの高揚感を呼び起こすものだったのでしょう。

しかし自分は、この「農業=自分」の考え方に大きな違和感がありました。その違和感の正体とは…。次回以降に続きます!


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新規就農者としての5年間

今日も読んでいただきありがとうございます。えぇファームの東です。

外の作業がしやすい穏やかなお天気でした。ただ、相も変わらずの剪定作業の一日でしたので、本日は新規就農者について、自分が思うことを書いていきたいと思います。


今年もはや1月が終わろうとしていますが、昨年の2015年は、大阪生まれで非農家出身の自分が、縁もゆかりもない群馬県・明和町で梨農家になって5年目という節目の年になりました。仲間やお客様のおかげでさまで、今年も梨農家として事業を営むことができる算段がつきました。

 
5060年の経験者がざらにいる農業界で、5年間の経験値というのは赤子同然のレベルです。しかし、非農家出身で、見ず知らずの土地にわずかな資金を元手に新規就農を考えている方々にとって、これまでの経験の中に少しでも役に立つヒントがあるのではと思う訳です。

 
ということで、明日以降からは新規就農者の心構えを書いていきたいと思います。



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