北風が強く、寒い一日でした。自分は限りなく冬に近い服装で作業をしていました。今春は強い日が多いと感じます。
春といえ、もう間もなく5月です。「初夏」という言葉にあるように、いよいよ梨のスタートまで、約三か月です。ついこの間まで、冬の剪定作業中だったような・・・。
さて、このブログへお越しの皆様は、以前に自分が書いた「梨の消毒回数を知っていますか?」という回に、とても興味を持たれいるようです。
そこで今回は、農薬に対する自分の考えを、以前取材をしていただいたJタウンネットの記事を取り上げながら紹介したいと思います。
以下、同記事の内容です。
愛娘に胸張って、おいしい梨を食べさせたい
窒素、リン酸、カリウム。これさえ与えれば、農作物は育つ。一般的には通説となっていますが、東さんはここに疑問をもちます。「人間は、1日何十種類もの栄養をとらねば生きていけないのに、なぜ農作物はそれで済むのか。」
梨の樹は1年間に20回ほど防除剤を必要とするのも、樹に栄養が不足しているのではないか。元気がなかいからこそ害虫に襲われやすいのではないか、という考えにいたります。
そこで東さんはその疑問に挑戦したのです。ミネラルたっぷりの何十種類もの栄養を梨に与えてみます。すると防除剤の回数も半分以下に減少。
相対して梨の樹が強くなったからこそでしょう。圧倒的に味わいもよくなり糖度も増してきたのです。取り組みを開始する前後の味わいを知る方は「何をしたの!?」と、驚くほど。
薬に頼らず、かつ栄養状態を常に確認するため、日々の管理は、大変な手間ではあります。
それを支えたのは子どもの存在でした。農薬を多く使用した梨を、娘に食べさせたいか。
就農した年に子どもが生まれ、どうやったら減農薬で作ることができるかを考え始め、実行してきたからこそ行き着いた栽培方法でした。
・・・という感じです。うまく自分の考えをまとめていただきました。
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