梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2016年07月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

研修会

TKB47(矢沢)です。今週の火曜日(26日)、園芸協会ナシ部会の研修会に行きました。前橋の現地圃場2か所を見た後、「今年のナシの状況と群馬県新育成系統について」、「ナシのハダニ対策における天敵活用について」と題して講演がありました。

 

現地では雨に降られてしまい、細かいところまで十分に見られませんでしたが、時節柄で網のかけ方が気になりました。どこの園にも棚下を囲う防風ネットがありません。写真のように、防災網だけで上から下まで覆っています。また、2枚に分けて防災網を掛ける場合、中央の合わせ部分を写真下のようにして隙間をなくしています。引き紐を中央より先で落としているため成立しているのですが、非常に合理的なやり方だと思いました。

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講演会について。明和にも試験導入されている新系統に関しては、生態的特性や果実品質の具体的データがなかったので詳細不明ですが、これまでにはなかった群馬オリジナル品種(明和特産品種)になり得るかもしれません。特に、酸味があって大玉という特徴で、「樹勢が強く、腋花芽の着生はやや不良、短果枝も維持しにくい」と新水のような問題点を持つ最早生の1号に興味を持ちました。味が良ければ、是非ジョイントで作ってみたいと思います。

天敵利用の話。成功させるためのカギが二つ指摘されました。①ハダニ発生を見てから入れるのでは遅く、あらかじめ入れておいて待ち伏せさせるのが良い(目安は6月中の早い時期)。②園の草刈りを徹底的に行わず、少なくとも樹回りだけは刈り残す。このようにした結果、試験場ではハダニ類の発生をこれまで抑えているそうです。私の園でも、現時点まで同様の結果となっています。

 その他、専門技術員から、今年は梅雨が長かったため、果肉先熟傾向にあること、豊水のみつ症発生が懸念されること等の報告がありました。

私事ながら

今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。

別のメンバーがこれまで書いてきましたが、先週は網張りだったり、梨っ娘の出陣式だったり、そのほかの取材だったりと、従来の作業に加えてバタバタしていました。

とくに私事ですが、7月22日の金曜日の15時29分。3066グラムの第二子で長男を授かりました。

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陣痛が始まったという知らせを受けて、何とかバタバタの合間をぬってかけつけると、すでに生まれていました。

梨の始まりの前に生まれてくれたこと、すでに親孝行ものです。


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もう間近

こんばんは。林です。

今日は、なんだかんだで多くの時間が雨に見舞われた日となりました。暑さは和らぎますが、逆にジメジメとしてスッキリしません。
作物にとっては恵みの雨でもあり、関東地方もそろそろ梅雨明けになることを考えれば今日の水分は大事になってくると思います。
また、今年は冬場の雪が少なかった影響でダムの貯水率が低く、水不足になる可能性が高いようです。
上流域に住んでいた頃は気にしたことがありませんでしたが、下流域にあたるこちらではどんな影響があるのか。今から、やや心配しています。

今日は、夜に梨組合による情報交換会がありました。といっても、明和町全体ではなく自分が住む南大島地区のになります。
こちらは現在8名が所属。出席者の割合は男女が半々で、自分からすれば大先輩方ばかりです。ほとんどは家族経営をしていますが、中には女性ながら1人でやっている方もいて、1人でやる大変さの一端を知る自分としては頭が下がります。
冒頭、会長である関本さんの方からいくつか梨について連絡事項が伝えられました。今年は、梨販売価格の変更やふるさと納税返礼品のこともあり、紙に書いておかないと忘れそうです。
特に、ふるさと納税の返礼品はすでにいくつか応募がきているようです。ただ、今年からのことなのでやや伝達不足の点もあり、どういう対応をするのかこの場でまた簡単に話し合いがもたれました。
自分の場合、メールなどを通じてデータのやり取りをすることからこの件の窓口担当となったため、ミスのないように対応をしたいと思います。

ちなみに、ふるさと納税は自分の気に入った自治体に納税をすることができる制度で、納税した額に応じてその地域の特産品を受け取ることができます。
明和町でいえば、梨の他に牛肉や花などがあります。また、町にある施設の利用券なども登録されています。
実は「梨人」でも梨のドライフルーツをやろうと考えていて、シーズンまでにはインターネットのサイトなどに掲載されると思います。
現在5名いるメンバーで梨の収穫期に対応することになると思うのでそれほど数はできないと思いますが、本当に100パーセント梨だけで作られるドライフルーツなので、興味のある方は検索をしていただけると嬉しいです。

林寛丈

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2代目始動!

はいどうも ふなっきーです・w・
今週で梅雨も明けるかと思ったらまた明日から雨の予報で、もう少しジメジメとした日が続くようです(´・ω・`)
昨日は2代目の出陣式(始動)を明和の産業文化会館で行いました
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各メディアも来ていてみんな緊張しているのかと思いきや、自己紹介も全然緊張している感じも見せないで喋っていたので驚きでした。(これから期待
そんな中1番だめだったのが・・・はい 私です(´;ω;`)ウゥゥ
代表挨拶にもかかわらず・・・途中に調子こいておふざけを入れたとたん次の挨拶がポーンと飛びましたww
思い出しても全然でてこなく・・・あとで再度挨拶をすることに( ´ ・ ω ・ ` )
その挨拶も終わり 無事に?w出陣式も終わりました・w・
そして今週末には梨人・梨っ娘の初のイベント明和祭りがあります
初ということもあってみんなの活躍がどんな感じになるのかこれから楽しみです・w・b
今週の明和祭りには近隣の方は是非梨人ブースに遊びにきてください!


網かけ

TKB47(矢沢)です。昨日は健太郎君と明和祭りに使う物品の買い出しに行ってきました。皆さんも書いているように、先週から網かけが始まりまっています。私の園でも、梨人メンバーに加え、東京から昔の仲間2人の来援を得て、日曜日(17日)に終わりました。皆さんありがとうございました。人数は多かったものの、9時から5時半まで丸1日大変な手間を食いました。この園をかけるのは全員が初めて、園の形が著しく不整形、網目が粗い、網を引っかけやすい突起物が多い、などの理由によります。昨年度まで管理していた園の持ち主からは、十分に要領を聞いていたつもりだったのですが、肝心なところを落としていました。来年には、長くても半日で終わるように改善を図ります。

 

せっかくなので、昔の仲間についてお話します。彼らとは「農業技術」という同じ職種で、平成元年に東京都職員となりました。当時10人いましたが、結婚&就農、専業主夫への転職、難病等で退職して行き、今年私が辞めて残り5人となりました。「農業技術」の仕事は①試験場の研究員、②農業普及指導員、③本庁や出先での行政事務、のいずれかです。これは全国的に同じで、群馬では佐藤さん、曽原さんは②、吉岡さん(昨年度まで)、平井さん、柚木さんは①にあたります。②は営業担当、①は技術開発担当と見て大過ありません。網張りに来てくれた2人は採用以来20年以上②、私はちょうど20年①をやっていました。

退職後も私のことを忘れずにいてくれたことに感謝の先週でした。

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