梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2017年01月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

剪定三昧

はいどうも ふなっきーです・w・
今年に入って早くも1ヶ月が過ぎようとしています
そんな中毎日寒い日が続いてますが、あともう少しで2園の剪定が終わります
毎年この時期になると持病の腰痛が発症して動けないときもありました( ´ ・ ω ・ ` )
また最近腰痛がでてきましたが、まだ動ける状態なので剪定を頑張ってやっていこうと思います!




所変わっても

 TKB47(矢沢)です。
 地域おこし協力隊の研修で甘楽町に行ってきました。県内各地から25人(全63人中)の協力隊員が集まり、「観光振興」か「農業経営」をテーマとして、グループワークで現地調査と課題解決策提示を行うという内容でした。私は当然「農業経営」の方に参加し、2軒の農家を取材しました。

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 写真中央がその一人で、高野一馬さん(34)。宮城県出身(非農家)で新規就農して9年目、露地野菜(ナス、ミニトマト、レタス、ネギ)のみで2ヘクタールをパートと2人でやっています。雇用者の福利厚生をきちんとしたいので、法人化も検討中。家族は子供1人(もうすぐ2人)と看護師の妻。

 彼以外にも外部からの参入者が何人かいますが、いずれも町内にある「寺子屋」というNPOの紹介で農家研修を受けています。ここで驚いたのは、農家が自ら「甘楽富岡農村大学校」という組織を作り、研修生を受け入れていることです。大学校創設者の農家にも話を聞きましたが、「新しい人を手助けしたいというモノ好きが多い地域だから。」という説明でした。受け入れ側としても、労働力を得られるというメリットがあるので、会員は40人(10年前の発足時)から75人に増えたそうです。
 もう一つ重要なのはNPO(寺子屋)の存在です。ここではJICAから青年海外協力隊の派遣前研修を請け負っており、この縁で帰任後に日本で就農を希望する隊員の相談窓口ともなっています。就農希望者を集め、技術を伝え、新規就農に結び付ける仕組みが確立しています。実際に、高野さん含めた何人かは青年海外協力隊を経ての就農です。

 高野さんは最近家を建てましたが、そのことで「やっと永住する気になったのか」と言われたそうです。もちろん、自分では初めからそのつもりでいたのにです。経営に関しては、ここ2~3年でかなり安定してきたものの、奥さんの収入がなければ家族を養うには全く不十分な現状とのこと。似た人がいるものだと、明和の某新規就農者を思い浮かべました。


布石

 TKB47(矢沢)です。
 今週の仕事は堆肥まきが主(散布2日、混和1日丸々)でした。農協からバラ積みで(袋入りより安い)買った12トンを、成園と今秋定植予定の更地に10アール当たり3トンの割合で入れました。やはり農協から借りたマニュアスプレッダー(散布機)とホイールローダーを使ったのですが、1人では2台を持って来られないので、ふなっきー父とえぇファームに回送を手伝ってもらいました。

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 果樹苗定植の際には、「前年の内に土壌改良を行っておく」ようにと教科書には書かれています。堆肥や石灰類などを土と混和した時に、条件によってはアンモニアガスが発生して根に障害が出るためです。成木では問題ないレベルでも、苗木には致命的な場合もあるとされています。
 今回の堆肥に関しては、臭いが少し強く、温度も依然高いものでした。熟成途上ということで、成園の方もどうなるかやや心配です。
 
 樹も支柱もない更地では楽に作業を行えましたが、成園の方では大変でした。散布機には片ブレーキがないので小回りが利きません。また、トラクター(こちらにはもちろん片ブレーキあり)を成園に乗り入れたのは初めてで、SSと同じ感覚でやっていたら何度もぶつけました。樹3本へ大傷を付け、簡易支柱(グイット)5本を折るという被害。
 
 

前橋で

 TKB47(矢沢)です。
 昨年末に続けて、一昨日にも前橋に行き、師匠から剪定の指導を受けてきました。師匠の園では樹齢が若い(10年)という事情はあるものの、樹形が明確で余計な枝やコブがないので、悩まずに切ることができます。多少の振れ幅はあっても、「誰が切っても同じような結果になる」形を作れれば、剪定すらも雇用労働力に委ねることができるでしょう。その典型がジョイント仕立てだと感じました。

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 これは師匠の樹で主枝を先端から見た写真。左右左右と、イナズマ型に延長されてきた様子を見て取れます。主枝先端を毎年上芽で切り返し、翌年に切り口が斜め下向きになるように誘引する。これを毎年繰り返していけば、自然にこうなるという理屈です。これを意識しないと、主枝延長の際(特に最初の棚付け時)に水平方向の段差ができてしまうのでしょう。

明けましておめでとうございます

2017年になりました
今年も梨人をよろしくお願いいたします
去年の暮れから剪定を始められてもう少しで1園が終わります
大分慣れてきたのもあり前よりかはスピードが上がったような気がします(気のせいかもしれない
今月中には2園ぐらい終わればいいなと思います
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