今日も読んでいただき、ありがとうございます。えぇファームの東です。

今年は冬の割には気温差が激しく、体調管理が難しいと感じます。インフルもはやり出しているようで、お身体どうぞご自愛ください。

さて、この時期は、国や県や農協などが主催の農業関連のセミナーが多く開催されています。とくに、今時分周流なのが「6次産業化」関連のものでしょうか。

ということで、先日、群馬県の県庁所在地・前橋まで、農協主催のある6次産業化セミナーに参加してきました。

主人公は岐阜県で「栗」を軸に事業を展開している恵那川上屋という会社の社長さんのお話。さびれた和菓子屋の二代目として、栗農家にプライドと自信を持たせて品質を向上させ、地域をまとめてブランド化に成功し、売上20億円以上、従業員300人近くまでのグループ企業に成長させた方です。

個人的な感想ですが、経営や経済の専門用語が多く、自分の勉強不足で理解度がイマイチでした。

ただ、今でも事あるごとに生産者に伝えてるという内容が心に残りました。以下にその内容を紹介させていただきます。


・・・私は、皆さんと同じように栗を愛しています。ここにいる皆さんは、圃場は違っても同じ栗を愛する仲間です。皆さんが子供や孫を愛しているように、共に生きたかわいい栗を自分の代で終わらせるのではなく、いつまでも残していただきたい。

これまで育て上げた栗の価値は、皆さんの子供と一緒です。あなたの子供は沢山のお客様に喜ばれ、愛されています。

その思いや愛情は子孫を残していく家族のように、生かしてあげてほしい。そのためにもどうかどうか、健康に気をつけながら、前向きに生きてほしい。

決して諦めない、強い意志を持って、生きがいにしてほしい。
そしてこの思いを皆さんの家族に届けてほしい。

我われは生産者の皆さんを尊敬し、愛しています。栗とともに生きてください。そして愛情いっぱいの栗を届けてください。お客様を代表して皆さんにお願いします。・・・


・・・それぞれの受け止め方があると思いますが、切実に訴えれば、樹を切ってしまおうと考えている人の中にも、心に何かポッと火が灯ることがあるかもしれません。その火を絶やさず、さらに大きい火にするためには、風が必要です。実際に、上記の社長さんは、火を絶やさないように、風を起こし続けています。

さあ、梨人がどこまでできるのか、楽しみです。


おまけ

かたい話だったので、ちょっと小休憩。こんな雨で寒い日は、愛犬を玄関に入れてあげます。

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