TKB47(矢沢)です。
 先週に続き研修会(県園芸協会主催)があり、昨日には地元群馬県の試験場に行ってきました。
 こちらでもハダニ類防除に関する話がメインで、下草管理(全刈りかトラ刈りか)と天敵製剤の種類(スパイカルプラスかシステムミヤコくんか)を組み合わせた試験の説明がありました。トラ刈りとは、株周りだけ草を刈らないという処理で、要するにモアで縦横に走るだけの管理法です。
 残念ながら、薬剤散布で密度低下を図るタイミングが遅れ、各処理区ともハダニ類が多く発生していました。このため、今年に関しては、いいデータは取れていないとのこと。他地域(恐らく前橋)の生産者から厳しい意見も多くあったので、来年度以降の成果に期待したいと思います。

 そんな中でも、有用な知見もありました。ダニ剤の分類です。「異なる系統の薬剤をローテーション散布する」のは古くからの鉄則。しかし、特にダニ剤の系統に関しては、「その他」として一くくりにされる場合が多く、どれとどれが異なる系統なのか分からない状態でした。
 それは良くないとなったので?作用機作を示すコード(IRAC)が剤ごとに示されるようになったそうです。コード記号が同じ場合、成分名が違っていても、同じ剤として扱うべきという判断ができます。例えばコード20Aと20B、大分類の20が共通なので、類似性が極めて高く、近接散布は避けるべきとのことでした。

29ダニ剤一覧