TKB47(矢沢)です。
 接ぎ木の時期となりました。今年はあまりにも暖かったので、3月の下旬(摘蕾前)に全て終わらせてしまいました。
 門井流では、苗作りの際に穂木は5芽程度の長さが良いとされています。1芽、2芽でも活着はするが、穂木が長いと貯蔵養水分が多いので、その後の新梢伸長が優れるという説明。
 これを念頭にかなり多めに採穂しておいたので、全て5芽前後で接ぎました。

DSCN0809
 門井流(割り接ぎ)とは異なり、一般的な切り接ぎです。印象としては不格好ですが、これからの伸びに期待します。

DSCN0814
 乾燥防止のため、最上位の芽だけを残して木工用ボンド(墨汁入り)を穂木の全面に塗りました。同じ目的で袋をかける人もいますが、過度な温度上昇で芽が早く動きすぎる(活着前に)不安をぬぐえません。

DSCN0819
 これは今日(接いでから24日後)の様子。ただし、最も伸びの良いものです。