暑いっすねー。ムシムシじめじめと。
自分、「汗かき大会」なるものがあれば、「10年に一人の逸材!!」とか騒がれて圧勝できるほどの才能の持ち主なので、水分補給が欠かせません。
今日は梨の消毒作業をしたので、なおさら。カッパを着ながらの仕事なので、蒸すは蒸すはでカッパの中がべしょべしょ。
でも、梨の樹の防除は、梨を売り物にしていくためには欠かせない作業。蒸し暑さに負けている場合ではありません。汗かいた後のビールも旨いですしねー。
さて、梨の消毒は毎年春先から秋の終わり頃まで約20回、実施します。
「20回!?」と驚いた人もいるでしょう。
正直自分も「そんなに!?」と、梨を勉強し始めた頃に思いました。
もちろん、残留農薬等々の問題もあるので、農薬ごとに散布回数と希釈倍率が決められています。
農家の人たちはこれらをきちんと守っています。
それでも20回なんですね。それぐらいやらないと、皆さんのお口に入るような梨は作れないわけです。
かける量についてですが、一反(約1000㎡)の梨畑に、スピードスプレーヤーという乗用の薬剤散布機で350~500リットルくらいまきます。
自分は2反5畝(約2500㎡)の梨園を借りているので、丁寧にかけると毎回4時間ほどかかります。
それを20回…時間も農薬代もかかってるわけですよ。これらの手間暇が省けるのならぜひ、無農薬で…と、思ってしまいます。
実は、自分の前任者はこの無農薬栽培に挑戦したそう。
そして、その難しさに辟易し、わずか半年で町からとんずらしてしまいました。
まあ、そのおかげ梨園が空いて、自分が明和町に来れることになったわけですが…。
「えっ?前任者ってどういうこと?」
「そもそも、あなたは何者?」
と、疑問を持ってくれた方がいらっしゃったら幸いです。ちょうど自己紹介できる流れになってきたので、
自分のこと、少し書きます。
東 秀人(あずま ひでと←本名です!)、大阪府出身。
2010年1月から群馬県・明和町に住んで梨の勉強をして、2012年4月に百姓として独立しました。
ちなみに既婚者で、一児の愛娘がいる35歳の父親でもあります。
「大阪出身なのになぜに群馬県に?」
「30歳過ぎてから百姓?それまで何してたの?」
「そもそも、なんで百姓?」
「梨を選んだ理由は?」
「明和町ってどこ?梨の産地なの?」
「娘さんは何歳?」
……などなど、興味を持ってくれたらとても嬉しいですねー。
次回から、ぼちぼち書いていきますんで、飽きずに読んで頂けると幸いです。