梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

2014年12月

 酷暑で早まった収獲開始も期待ほどではなく、盆最終日までに採れた幸水は全体の1割程でした。ジベ処理による熟期促進を、邪道とばかり言い続けるのも考え物です。

そして、大晦日

今年最後のブログにお越しいただき、ありがとうございます。

いよいよ、本日で今年、2014年も終わりです。一昨日も書きましたが、実に色々なことがあった年でした。
1年1年を短く感じるようになってきていて、おそらく2014年という年もすぐに遠くなってしまうと思いますが、この年を忘れたくはないですね。

そんな日ですが、自分には仕事があります。こちらです。
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そう、ネギです。今年3月の終わりに種を植えて育て、この畑に定植して何回かの土寄せと消毒、手強かった草退治を経て、ようやく収穫までたどり着きました。
ただ、最後の最後でクリアしないといけない難関があります。それは、「出荷」です。

農作物は、ただ収穫しただけでは収入になりません。それを、お客さんが手に取りやすい状態にすることが必要です。
ネギの場合、収穫したネギの根を落とし、葉を切り、皮を剥き、袋詰めをすることにより店頭に並べることができます。この中で、「皮むき」には機械を導入しています。
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こちらです。台の上にネギを載せておき、コンセントを入れると右のカバーが持ち上がります。カバーの中に端の方を持った状態でネギを入れ、右手前の白いセンサーの上を物が通ると反応してカバーが閉まり、カバーの中からネギを引きつつ出口付近から出る圧縮された空気によって皮を剥きます。
これは、東さんがネギをやるにあたって購入していた機械ですが、今年ようやく日の目を見ることができました。とても良い仕事をしてくれます。
この作業を経ることで、一皮剥けたネギの白さが際立つことになります。

そして、袋詰めされたネギはお店に並びます。
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こちらは、邑楽町にある農協の農産物直売所「ふれあい食彩館」です。現在、ネギが品薄になってきたため、東さんと自分の育てたネギのスペースが広くなっております。
上にあるのはPOPで、東さんの指導の下で自分が書きました。初めてのことで、文字のバランスが悪い、隙間が多い、色が黒だけなど指摘する点は多いと思いますが、少しでも多くの方に見ていただき、熱意が伝わればいいなと思います。
ちなみに、館林にある農協のもう1つの農産物直売所「ぽんぽこ」には東さんの書いたPOPが貼られています。そちらの方が、自分のより断然見やすくてしっかりしています。
是非とも、冬ネギと併せてチェックしてみてください。

今日で、本当に今年が終わります。今年の反省を、来年に活かせるように努力していきたいと思います。
それでは、良いお年を!

林寛丈

毎年恒例行事

本日も、このブログにお越しいただきありがとうございます。

こんばんは。
今日の朝、明和町にはなんと霧が発生しました。視界は悪く、軽トラのフロントガラスも凍ってしまったため運転にはかなりの注意が必要となりました。
事故に遭われた方がいないことを願います。

今日は、関本さんの家で餅つきをやっているとのことでお邪魔させてもらいました。
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関本さんと、直記さんの弟さんのコンビで餅つきをしています。自分もたまに、餅つきをさせてもらいました。
これが、やってみると結構力を使います。杵自体の重さや、それをしっかりと臼の中央に振り下ろす力と制御、それを連続してやる力などが要求され、地味に疲れます。おそらく、明日は筋肉痛です。
記憶にある限り、ここまでしっかりした餅つきをしたのは初めてだったと思います。なので、新鮮でした。
今日、一連の流れを見て改めて「餅」について分かったことがあります。それは、「餅」は「もち米」からできるということです。
当たり前のことですが、熱々に蒸かした「もち米」の粒を叩くことで全体がひとかたまりになった「餅」になるのだと、今日実際に経験することで実感しました。百聞は一見に如かずで、もう忘れることは無いと思います。

ちなみに、こんな時に直記さんが何をしているかというと…
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家の裏手にある竈でもち米を蒸かしていました。火の番をしてたまに薪を足さないといけないので、これもまた大変な仕事です。
ちなみにこの竈、手前側の新しいセメントの跡は関本さんが直したとのこと。今時、竈があるだけでも凄いです。歴史を感じさせます。

そうして出来上がった餅は、もち米を持ってきてくれた親戚の方のところにいくようです。今日も来て、一緒に餅作りをしていました。
また、自分もご相伴にあずかりました。
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このようにして、お汁粉にして美味しくいただきました。このお汁粉も手作りで、自分は久しぶりに食べました。
今日の朝は寒かったですが、おかげで心も身体も温かくなりました。夜には、自分の分の餅までいただいてしまいました。
ごちそうさまでした。

林寛丈

2014年とは

早いもので年の瀬、2014年が終わろうとしています。

こんばんは。
今週のブログは、去年の今頃は入院していた林がお届けします。

今年を振り返ると、自然災害や異常気象の多い年だった気がします。
2月の大雪に始まり、6月の長雨、涼しかったお盆、広島の土砂災害、御嶽山の噴火、各地で起こる地震、今月に入ってからの大雪などなど…
おそらく、誰の記憶にも残る出来事ばかりだったと思います。身近なところでは、今年は梨の収穫がほとんどの品種で1週間近く早くなった、なんてこともありました。

そのような感じで、今年は何かと記憶に残るニュースが多かったですが、自分にとっても記憶に残る一大転換の年となりました。
何せ、それまで大学に通っていたのに、中退して農家になるための研修を始めたのですから、これは驚きです。まあ、去年大学に通っていたのも少し特殊な事情ではありましたが。
とにかく、踏ん切りをつけて全く新しい道に入りました。

入ってからですが、これまでを振り返ると本当に周りの人に恵まれたなあ、と感じました。
研修先の関本さん。温かい人柄と豊富な知識、フットワーク軽く自分の様子を見に来てくれる上、話をしたり家の仕事を手伝ってくれたり、更には家の環境を良くするために積極的に動いてもらうこともあるなど、公私ともにお世話になりました。おかげで、こんな自分が1年間研修を続けてくることができました。
「梨人」代表の東さん。明和で1番初めに会った梨農家の方であり、自分の先輩であり、「梨人」としては仲間であり、時には娘さんが大好きな親バカでもあります。梨のことや、現在は冬ネギを一緒にやっています。
「梨人」メンバーの、直記さん、奈良さん、新井君。年が比較的近く、こんな自分の話でも聞いてくれるので居心地の良い場所となっています。仲間でありライバルにもなっていきたいと思います。
他にも、地域の梨農家の方々、色々なことでサポートをしてくれる役場や東部農業事務所の方々、棚造りを手伝ってもらっている佐藤等さん、温かく迎えていただいた近所の方々。
本当にありがとうございます。

…これで終わってしまうと味気ないので、昨日東さんの家にお呼ばれして頂いた、「朴葉(ほおば)味噌」の写真を載せてみました。
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岐阜の郷土料理だそうで、自分は初めて見ました。

もう1枚、ポーズを決めた東さんの娘さんも。
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とても美味しく、量もたくさんいただいて大満足です。ごちそうさまでした。

林寛丈

明日の雪が心配です

今日は、梨の木の切り口に薬つけをしました。それから、今年の2月の大雪で、ビニールハウスが潰れてしまったので、今年建てたビニールハウスに明日の朝の雪対策として、ハウスの中に長い角材の柱を立てました。これで、これからの雪に潰されてしまう事はないのではと思います。今日で今年の僕のブログの担当は終わりです。どうもありがとうございました。どのめ農場奈良彰記

久しぶりのトラクタ-

今日の午前中は梨の剪定をして、午後は畑をトラクタ-で、2箇所耕しました。そして最後はトラックに1台、藁を梨畑に運びました。今日も時間が早く過ぎてしまったような1日でした。
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どのめ農場奈良彰記
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