こんばんは。
本日も、このブログにお越しいただき、ありがとうございます。

今日はようやく太陽が姿を見せ、風も穏やかで仕事日和でした。ただ、懸念していた通り、昨日までの雨で大分地面が緩くなり、移動が大変でした。
おまけに、柱を立てる受け石に力を加えると沈みやすく、折角セットした柱がずれるということも起きてしまいました。
何にせよ、早く土が乾いてほしいです。

昨日のブログで書いた通り、今日は梨棚を造り始める前に埋めてもらったアンカーというものについて、書かせてもらおうと思います。
まず、アンカーとはこうした形の物です。
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こちらのアンカーは、果樹棚やビニルハウスなどで使われる「ミニテーアンカー」というものです。普段は土中に埋まっている物なので、全体を見ることはほとんどないと思います。
アンカーは、上の写真の右側を地面に打ち込んでいきます。軸が2本あり、左側の輪っかの位置がずれているのには意味があります。

まずは、実際打ち込んでいるところの写真を見てもらった方が分かりやすいと思います。
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こちらのお二人が、今回アンカーを打ち込んでくれる業者の方です。埼玉県の方で、ご夫婦でこの仕事をされているそうです。アンカー打ちの方はもうあまりいないようなので、貴重な存在です。
写真を見てもらうと分かる通り、先ほどのアンカーの2本の軸の間に打ち込み棒を挟みます。これは、旦那さんが操作する小型ユンボの先に専用の道具を取り付けて行われています。

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このような感じです。後はユンボの先でカンカン打ち込んでいきます。打っていくうちにユンボの位置がずれるので、真っ直ぐ打てるようにユンボの微調整をしながらの作業です。

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2つある輪っかの片方が地面の高さになったら、そこでユンボの先端についている道具のとある装備を外します。そうすると、今度は上に出ていた輪っかの軸だけが打ち込まれていき、地中で1番上の写真の右側の部分が開き、抜けないようになります。

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こんな感じですね。これが梨園の周囲にあることにより、柱のキャップ+に通したワイヤーなどを引っかけて引っ張り合うことで棚が固定されていきます。
この長さのアンカーだと、土の状態が普通なら2トンまでの重さに耐えられるとのことです。ちゃんと打ち込まれていれば、よっぽどの自然災害でない限り抜けることはありません。
とても良い働きをしてくれます。

ここまで、機械によるアンカーの打ち込みの様子を書かせてもらいました。が、これは最も楽な方法です。
他には、それこそ自分たちで掘って埋めるという方法があります。ただ、想像するだけでもかなりきつい作業だということが分かると思います。
師匠である関本さんに聞くと、明和の梨農家の方々はアンカーを手伝い合って掘って埋めたらしく、その苦労に頭が下がります。
とにかく、これが梨棚造りの第一歩でした。

林寛丈