TKB47(矢沢)です。
地域おこし協力隊の研修で甘楽町に行ってきました。県内各地から25人(全63人中)の協力隊員が集まり、「観光振興」か「農業経営」をテーマとして、グループワークで現地調査と課題解決策提示を行うという内容でした。私は当然「農業経営」の方に参加し、2軒の農家を取材しました。

写真中央がその一人で、高野一馬さん(34)。宮城県出身(非農家)で新規就農して9年目、露地野菜(ナス、ミニトマト、レタス、ネギ)のみで2ヘクタールをパートと2人でやっています。雇用者の福利厚生をきちんとしたいので、法人化も検討中。家族は子供1人(もうすぐ2人)と看護師の妻。
彼以外にも外部からの参入者が何人かいますが、いずれも町内にある「寺子屋」というNPOの紹介で農家研修を受けています。ここで驚いたのは、農家が自ら「甘楽富岡農村大学校」という組織を作り、研修生を受け入れていることです。大学校創設者の農家にも話を聞きましたが、「新しい人を手助けしたいというモノ好きが多い地域だから。」という説明でした。受け入れ側としても、労働力を得られるというメリットがあるので、会員は40人(10年前の発足時)から75人に増えたそうです。
もう一つ重要なのはNPO(寺子屋)の存在です。ここではJICAから青年海外協力隊の派遣前研修を請け負っており、この縁で帰任後に日本で就農を希望する隊員の相談窓口ともなっています。就農希望者を集め、技術を伝え、新規就農に結び付ける仕組みが確立しています。実際に、高野さん含めた何人かは青年海外協力隊を経ての就農です。
高野さんは最近家を建てましたが、そのことで「やっと永住する気になったのか」と言われたそうです。もちろん、自分では初めからそのつもりでいたのにです。経営に関しては、ここ2~3年でかなり安定してきたものの、奥さんの収入がなければ家族を養うには全く不十分な現状とのこと。似た人がいるものだと、明和の某新規就農者を思い浮かべました。
地域おこし協力隊の研修で甘楽町に行ってきました。県内各地から25人(全63人中)の協力隊員が集まり、「観光振興」か「農業経営」をテーマとして、グループワークで現地調査と課題解決策提示を行うという内容でした。私は当然「農業経営」の方に参加し、2軒の農家を取材しました。

写真中央がその一人で、高野一馬さん(34)。宮城県出身(非農家)で新規就農して9年目、露地野菜(ナス、ミニトマト、レタス、ネギ)のみで2ヘクタールをパートと2人でやっています。雇用者の福利厚生をきちんとしたいので、法人化も検討中。家族は子供1人(もうすぐ2人)と看護師の妻。
彼以外にも外部からの参入者が何人かいますが、いずれも町内にある「寺子屋」というNPOの紹介で農家研修を受けています。ここで驚いたのは、農家が自ら「甘楽富岡農村大学校」という組織を作り、研修生を受け入れていることです。大学校創設者の農家にも話を聞きましたが、「新しい人を手助けしたいというモノ好きが多い地域だから。」という説明でした。受け入れ側としても、労働力を得られるというメリットがあるので、会員は40人(10年前の発足時)から75人に増えたそうです。
もう一つ重要なのはNPO(寺子屋)の存在です。ここではJICAから青年海外協力隊の派遣前研修を請け負っており、この縁で帰任後に日本で就農を希望する隊員の相談窓口ともなっています。就農希望者を集め、技術を伝え、新規就農に結び付ける仕組みが確立しています。実際に、高野さん含めた何人かは青年海外協力隊を経ての就農です。
高野さんは最近家を建てましたが、そのことで「やっと永住する気になったのか」と言われたそうです。もちろん、自分では初めからそのつもりでいたのにです。経営に関しては、ここ2~3年でかなり安定してきたものの、奥さんの収入がなければ家族を養うには全く不十分な現状とのこと。似た人がいるものだと、明和の某新規就農者を思い浮かべました。