TKB47(矢沢)です。
 市場出荷主体の産地では、少なくとも幸水、豊水、あきづきに関しては無袋が普通でしょう。直売のみの明和でもほぼ同様です。東京では、今でも大気汚染がひどい?せいか、無袋では果面の汚れが目立つ上に、ナシヒメシンクイと吸ガ類の被害も激増します。このため、大部分の農家は赤ナシ・青ナシに関わらず、全ての果実に袋をかけています。

 品種、袋の種類やその年の気象条件によって変わることもあるかも知れませんが、「有袋より無袋で果実糖度が高くなる」というのは一般的な事実でしょう。しかし、全く逆の場合の場合もあるようです↓(農研機構公表資料 httpwww.naro.affrc.go.jporgkarcqnokenyoshino79524_KAJYU.pdf から引用)。
甘太袋熊本
 要するに、「甘太では、白色一重袋をかけると、無袋に比べて毎年安定的に糖度が2度上がる」という話です。この試験を行った場所は熊本ですが、埼玉からも同様の報告が出ています。

 糖度17%以上で食味はどうなのか?
 甘太以外でもそうなる品種はあるのか?
 
 自分で確かめるしかないようです。